【経験談】未経験者がWebデザインの職業訓練(求職者支援訓練)に通って身につけたこと

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Webデザイナー
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こんにちは。フクロウです。

僕はいまWeb制作会社でWebデザイナーとして働いています。

未経験からWebデザイナーに転職できたのは、職業訓練校でWebデザインについて学んだおかげです。

この記事では

  • 職業訓練でどんなことを学ぶのか
  • どんなスキルを身につけられるのか

を書いていきます。

未経験でWebデザイナーを目指している方職業訓練校に行こうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

職業訓練(求職者支援訓練)について

まずは職業訓練を選んだ理由や注意点を簡単にご説明します。

職業訓練を選んだ理由

僕が職業訓練を選んだ理由ですが、きっかけはただ一つです。

「俺、独学できねえ!!!」

この挫折から職業訓練の道を選ぶことになりました。

職業訓練には

  • 雇用保険を受給している方が対象の「公共職業訓練
  • 雇用保険を受給していない方が対象の「求職者支援訓練

の2種類があり、僕は求職者支援訓練のWebデザインコースを6ヶ月間受講しました。

ちなみに職業訓練に通うことが出来るのは離職者の方のみなので、基本的にハローワークから応募をします。

ハローワークと聞くと少し躊躇することがあるかもしれませんが、職員の方はとても親身になって相談に乗ってくれますよ。

僕もハローワークの方が背中を押してくれたおかげで職業訓練にも前向きな気持ちで通うことができました。

求職者支援訓練の魅力

求職者支援訓練の最大の魅力は

  1. 受講費用が無料
  2. 条件を満たせば月10万円の給付金を貰いながら通える

の2点だと思います。

スクールに通うと逆に10万円以上の出費がかかることを考えれば、無料かつ月10万円貰えるというのはかなり魅力的ですよね。

求職者支援訓練の注意点

前述のように求職者支援訓練はとても魅力的な制度です。

しかし前述したように職業訓練に通うためには「離職者である」ということが絶対条件になります。

つまり、いま在職中の人は会社を辞めなければ通うことができないんです。

僕は収入的な部分と、本当に転職ができるのかという点に不安を感じていましたが、どうしてもWebデザイナーになりたかったので思い切って退職しました。

もし現職を辞めるという選択ができない場合は、独学かスクールに通うことをオススメします。

とても難しい選択ですので、くれぐれも後悔のない選択をしてください。

職業訓練校の制作環境

Webデザインのコーディング

続いて職業訓練校での制作環境について見ていきましょう。

僕が通った職業訓練校では

  • パソコンはiMacを使用
  • ソフトはPhotoshop・illustrator・Dreamweaverの3つを使用

という環境でした。

Webデザイナーを目指すのであれば最高の環境ではないでしょうか。

Adobeのソフトって高いもんなあ

それが使い放題だったから本当に助かったよ~

職業訓練で学んだこと

さてここから本題ですね。

僕は6ヶ月間のコースを受講しました。

ざっくりとした内訳は

1~2ヶ月はDTP制作
3~4ヶ月はWebデザイン
5~6ヶ月はポートフォリオ制作

3つに分かれてますが、3~6ヶ月の4ヶ月間はずっとWebデザインの勉強といった感じでした。

それでは期間ごとに何を学んだのかを見ていきましょう~

1~2ヶ月 DTP制作

まず最初に学んだのはDTP制作についてでした。

DTPとは

DTPとはDeskTop Publishing(デスクトップパブリッシング)の略で、日本語だと「机上出版」や「卓上出版」と言われるものです。

要は印刷物の制作ですね。

ポスターとかチラシとかのデザインを制作します。

ここでは主にillustratorPhotoshopを使って制作していきました。

作品の課題は

  • ワインボトルのラベル
  • フィットネスジムのポスター
  • 映画のフライヤー
  • クリスマスケーキのチラシ
  • 音楽イベントのポスター

などなどいろんなテーマに沿ったものをデザインしました。

課題は、構成・写真の選定・レイアウト・デザインなど全て1から考えて作り上げていきました。

ポスターは投票でトップ3を決めることになったので、かなり気合入れて作ったのを覚えています。

ランクインしたの?

…………

基本的にはillustrator8割・Photoshop2割くらいの比率で制作していきました。

写真やテキスト類の装飾はPhotoshop、その他レイアウトはillustratorといった感じです。

デザインするうえでの見せ方やレイアウトはWebデザインに大きく関わってくるので良い勉強になりました。

一言メモ

illustratorの使い方にはかなり慣れたんですが、実際にWebデザイナーとして働きだすとあまり使いません。
会社によるのかもしれませんが、僕の勤め先ではどっちかというとPhotoshopの方が頻繁に使います。

この期間中に制作したチラシ・ポスターなどは後々ポートフォリオの作品としても大いに役立ったので、とにかく真剣に手を抜かず作ることを心掛けてました。

ポートフォリオの重要性やどんなものを作れば良いのか、といった内容はこちらに詳しく書いています

3~4ヶ月 Webデザイン

ここからが僕の中では本題でした。

使用したソフトはDreamweaver(ドリームウィーバー)だったんですが、実際いま仕事でも使っているのでこの期間中に勉強できたことはかなり大きかったです。

職業訓練にしてもスクールにしても、通う前に制作環境をしっかり把握しておくことを強くお勧めします。

話を戻しますね。

まずは簡単なレイアウトのページを数点制作し、徐々にレベルを上げて最終的にはトップページ+下層数ページといったサイトを制作しました。

最初はびっしりと書かれたコーディングの画面を見るだけで心が折れそうでしたが、何度かやると意味が分かってきましたし、何より先生に聞けるという環境には本当に助けられました。

ulタグの中にpタグをぶち込んだり、せっかくfloatを覚えたのにflex boxの存在によってかき消されたり、いろいろありましたが約1ヶ月で苦手意識は消えて、むしろ楽しくなりました。

いま見たらひどいコードですが、それでも着実に成長はできてました。

この2ヶ月間で得たのはコーディングに必要な最低限のスキルで、

  • HTML
  • CSS
  • jQuery(コピペ&超簡単なもの)

この3点でした。特に上2つは重点的に勉強しました。

コーディングを始めてすぐに辞めてしまう人は、おそらくこのHTMLとCSSの基礎中の基礎が、難しいと思い込んで頭に入ってこないんだと思います。

僕も独学の時はそうでした。

でも職業訓練(ほぼ先生)のおかげで理解できるようになって、この2ヶ月だけでも行った価値はあったと思います。

5~6ヶ月 ポートフォリオ制作

Webサイトの設計

最後の2ヶ月間は就活に向けたポートフォリオ作りに専念しました。

未経験者は特にポートフォリオを武器に就職・転職活動に挑まなければなりません。

ポートフォリオを用意せずに転職活動をした結果の大失敗はこちらを参考にしてください(泣)↓

ポートフォリオ制作では

  • ポートフォリオサイトの構成
  • どんな作品を載せれば良いのか
  • サーバーの借り方と、ポートフォリオサイトのアップロード方法

などを学びました。

独学ではなかなか作品を揃えていくのが大変ですが、職業訓練では授業で制作したものがそのまま作品になっていったので一石二鳥でした。

僕はWeb上のポートフォリオと、せっかくいろいろと作ったので紙のポートフォリオも両方用意することにしました。

恵まれた制作環境の中で時間をかけて制作できましたし、DTPで制作したチラシやポスター等を印刷し放題だったのも職業訓練だからできたことだと思います。

ちなみにこの時はサーバー代をケチって無料サーバーを使用したのですが、後々消滅した経験があり、格安でもいいのでちゃんとしたレンタルサーバーを使用することが大事だと痛感しました。

サーバーが多すぎて選びきれないという方は、以下の超代表的なサーバーの格安プランを選んでおけばまず問題ないです。

未経験者が職業訓練でWebデザインを学ぶという選択はアリ

未経験者であれば職業訓練でWebデザインについて学び、就職や転職に繋げていくという選択はアリだと思います。

独学でできるならそれに越したことは無いのかもしれませんが、やはり向き不向きというものがありますよね。

もしもいま離職中で、勉強してWebデザイナーになりたいと思っている方にとってはとても良い環境だと思います。

ぜひ未経験からWebデザイナーになるための一つの選択肢として考えてみてください。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

何かご不明な点や相談したいことがありましたら、コメントやお問い合わせをください。

一緒に頑張りましょう。

ありがとうございました!

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