【現役Webデザイナーが解説】ホワイトなWeb制作会社の選び方7選!

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Webデザイナー
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未経験からWebデザイナーへの就職・転職を目指している方が一番迷う問題といえば会社の選び方ではないでしょうか。

「Webデザイナー」で検索した時にGoogleさんから吐き出される「ブラック」「やめとけ」なんていう関連キーワードを見かけるたびに嫌気が差しますよね。

そこでこの記事では

  • ホワイトなWeb制作会社の選び方
  • Webデザイナーの求人で見るべきポイント
  • ブラックなWeb制作会社の特徴

を実体験を基に書いていきます!

これから就職・転職活動が控えている方はぜひ参考にしてみてくださいね~

Web業界がブラックだと言われる要因

Webデザイナーに限らず、そもそもWeb業界自体がブラックだというイメージが長年にわたって根付いていますよね。

その主な要因は

  • 激務による残業の嵐
  • その激務のわりに収入が少ない

この2つが大きな要因だと思います。

ただこの2つに関しては、見極めるべきポイントをしっかりと押さえておけば回避することができます。

僕が勤めているWeb制作会社は

  • Web制作とネットショップ事業
  • 月収は頑張ればちゃんと上がる
  • 賞与は年2回
  • 完全週休二日制
  • 基本残業なし(月に1時間あるかないか程度)

といった感じでわりとホワイトな環境で働いています。

(未経験だったのに)そこそこ選り好みした結果です。

未経験とは言え、ある程度の選ぶ権利はあります。

Web制作会社のブラック・ホワイト企業の選び方

ここからはWeb制作会社に応募するうえで、僕が気を付けたブラック企業とホワイト企業の選び方のポイントを7つご紹介します。

1.応募先のWeb制作会社のホームページ

まずは応募したいWeb制作会社のホームページの作り込み具合をよく見ましょう。

Web制作会社を謳っているからには、自社サイトのデザインUI(操作性やサイトの構造)は優れていて当然!と思うかもしれませんが、案外酷い会社は多いです。

これ何十年前のサイトだよ……っていうデザインや写真を使っていたりするんですが、たぶんそんな会社には依頼が来ないし、どんなにアピールしても致命的に説得力に欠けます。

そんな会社に入ったとしても技術のレベルアップは見込めないですし、ずさんな環境で働く可能性が高いので応募するのは避けた方がいいです。

Web制作会社らしいきちんとしたデザイン・UI・情報量を備えているか、といったことをしっかり見極めましょう。

実体験ポイント

僕はまさにこの「自社ホームページが酷い会社」に応募しました。
応募時に不安は抱えていましたが、当時の僕はそれ以上に焦っていたので、手当たり次第に応募をしていました。
あっさりと書類選考を通り、面接の案内が来たもののやはり不安があったので、改めてその会社についてよく調べてみることにしました。
すると出てくる話は

「ブラック企業」「残業ばかり」「薄給」「完全なる縦社会」

などなど悪評に次ぐ悪評ばかり。

結局面接直前で辞退しましたが、今では辞退してよかったなと心底思ってます。

2.大きな柱を持っているか

大きな柱を持っているかどうかも見極める大事な要素の一つです。

大きな柱というのは、例えば

  • 巨大なクライアントを持っているか
  • 売れ続けている自社EC(ネットショップ)事業を展開しているか

のような、要するに会社を支える仕組みがあるかどうかです。

Web制作のみを行っている会社は、多くの案件を同時に抱え込むため、常に納期に追われる環境になってしまいます。

そうなると結果的に残業が増えていくことになるんです。

巨大なクライアントを持っているかという点は、守秘義務の関係で調べても分からないかもしれませんが、

自社ECサイトを持っているかどうかは制作会社のホームページを見れば書いてあったりします。

Web制作+支えになる事業」という体制を整えているWeb制作会社は、比較的余裕を持ってWeb制作を請け負えるので、ホワイトかどうかを見極める判断材料にはなりますよ。

もちろんその「支えになる事業」の業務も対応することになりますが、決して無駄なものではなく、未経験であればなおさら勉強になることなのでマイナスポイントではありません。(とにかくWeb制作だけをしていたいという人は例外ですが……)

3.”完全”週休二日制かどうか

休みの多さが魅力的に感じるかどうかは人それぞれですが、一般的には多い方がホワイトだという印象を受けますよね。

よく「週休二日制」とか「完全週休二日制」を目にすると思います。

同じように見えますが、実はかなり差がある内容なんです。

簡単に言うと

週休二日制

1ヶ月のうち、1度だけでも週に2日休みがあれば「週休二日制」と呼ばれます。
要は毎週必ず2日休めるわけじゃありませんよ、ってことです。
よく見る例だと「週休二日制(第二・第三土曜日)」という感じの表記ではないでしょうか。

完全週休二日制

1年を通して、必ず週に2日休みがあることを指します。
それ以外の何物でもありません。

僕は正直、週休二日制という名前と内容の食い違いについては

「週休二日制じゃねえよそんなの!!!」

怒り

っていう印象なんですが、それがまかり通ってるんだからしょうがないです。

安定した休みを求めるのであれば、求人情報の休日についての事項をよく見ておきましょう。

困るのは「完全週休二日制」と書いてあったのに、入社後に嘘にはならない揚げ足を取ってくるような会社です。

一番わかりやすい例は以下のような場合です。

祝日がある週は土曜出勤させる(週2日休めてるので嘘にはならない)

個人的には揚げ足取ってるようにしか思えないですが、事実と言えば事実です。

こういった事態を防ぐために、見るべきポイントが次に挙げる点です。

4.年間休日日数が表記してあるか

先ほど「完全週休二日制」が大事なポイントだと言いましたが、同時にその落とし穴も説明しましたね。

最終的に大事なのは「完全週休二日制」+「年間休日の表記」です。

365日÷7日=約52週

週休2日×52週=104日→単純に完全週休二日制で休める日数

104日+17日(2021年の祝日日数)=121日

この121日というのが一般的な完全週休二日制の年間休日日数だと思います。

さらに会社によってはお盆や正月休みが設けられるので、多いところだと

年間130日弱といった感じでしょうか。

というわけで求人で休日の情報を見る際は、

  1. 完全週休二日制であるか
  2. 年間休日日数が120日以上であるか

以上の2点がきちんと表記されていれば、休日面ではホワイトと言えます。(個人的にはこれが当たり前になってほしいところです)

実体験ポイント

僕が勤めている会社はこの2つがきちんと求人情報に掲載されていました。
実際年間休日は130日弱ありますし、心身へのストレスはかからずに仕事ができています。
主観ですが、たぶんこれくらいの休みがあった方が仕事は捗ります。

5.給与の表記について

給与情報がきちんと書かれているかどうかも非常に重要です。

おそらくきちんとした会社は

  • 月給 ○○万円~○○万円(未経験の場合は○○万円~)
  • 賞与年〇回
  • 昇給あり(年〇回)

という表記になっているはずです。

もし書かれていない場合は、昇給や賞与といった制度があるかどうか怪しいです。

さらにWebデザイナーの求人でよく見かけるのは「みなし残業(固定残業代)」という加算制度です。

みなし残業とは

月の残業時間を見込んだうえで、月給にあらかじめ加算しておくという制度です。

表記としては

月給 ○○万円(うち固定残業代〇万円)/月○○時間分の割増賃金として加算する
それを超える時間外労働分は別途支給する

といった感じです。

Webデザイナーの求人でよく見かける内容ではないでしょうか。

もし残業しなかった場合でも関係なく加算されるのが利点ですが、みなし残業の怖いところはそれを逆手に取った会社が存在することです。

以下の2例を見てください。

A社

月給20万円
(うち固定残業代2万円)/月15時間分の割増賃金として加算する

B社

月給20万円
(うち固定残業代6万円)/月45時間分の割増賃金として加算する

同じ月給20万円ですが、固定残業代に大きな差が見られます。

A社は基本給が18万円あるのに対して、B社は14万円です。

双方とも残業が無ければ問題ないのですが、残業が多く発生した場合B社は圧倒的に損をします。

というか、B社のような例にあぐらをかいて残業させまくる企業がいまだに存在するということが信じられないです。

みなし残業代が多すぎる求人には注意した方がいいです。

絶対とは言いませんが、危ないです。

実体験ポイント

僕が勤めている制作会社も例によってみなし残業制度を採用しているんですが、A社の例に近く、かつ残業が無いのでほぼ「技術手当」的な扱いになっています。
みなし残業自体あまりいい印象を持てないですが、会社側が悪用しなければ大きな問題にはならないのかな、という感じですね。

6.残業についての表記があるか

そもそもWeb業界がブラックと呼ばれるようになった所以はここにあると思います。

上記の通りみなし残業制度に注意するのはもちろんですが、単純に残業時間が表記してあるかという点も選び方の大事なポイントです。

が、こと残業に関しては案件によって変動するので、なかなかハッキリと言えないものであるというのも事実です。

というわけで、どんな表記ならホワイトなのか、ここは僕個人の主観で話をします。

1.残業なし

ホワイトです。

残業代がつきませんが、みなし残業が設けられている場合はとくに気にする問題じゃありません。

僕が勤めている会社はこの表記でした。

2.残業あり※月20時間程度

残業ありでよく見かける時間がこの”月20時間程度”でした。

20時間÷23日(月の出勤日数)=約0.9時間

ということで、毎日1時間弱の残業が発生する計算ですね。

Web制作会社なら少ない方だと思いますが、個人的には薄いグレーくらいの印象です。

3.残業あり※月40時間程度

前述の2倍ですね。

40時間÷23日=約1.7時間

毎日約2時間弱の残業になりますね。

みなし残業込みの場合相当モチベーション下がると思いますし、ブラックに片足突っ込んでるかもしれません。

僕は応募しませんでした。

4.残業あり(注釈なし)

怖いです。

ふたを開けてみないと分からないという意味では一か八かホワイトの可能性もありますが、そういう会社はきちんと表記してくれると思います。

十中八九ブラックだと思っていいです。

5.そもそも残業についての表記が無い

これは求人情報として論外です。

他理由は上記4と同様です。

番外編:残業禁止

たまに、「残業なし」ではなく「残業禁止」と書かれている求人を見かけます。

意味合いは同じだと思うのでおそらく残業はないんでしょうけど、なんとなく融通の利かなさを感じます。

残業ないなら、まあホワイトかなぁというイメージです。

これら全てあくまでも僕の主観です。

どの程度残業すれば辛いのかなんて人それぞれなので何とも言えないですが、未経験からWebデザイナーになって毎日2時間弱の残業はなかなかきついと思います。

とはいえ、残業が多いイメージのWeb業界も最近はいろんな事件・事故を踏まえてだいぶ見直されてきているという話を聞きます。

残業禁止という書き方は極端ですが、粘り強く探せば残業なしという求人は意外と見つかるので、とにかく探してみてください。

7.社員からの評判について調べる

「株式会社○○ 評判」というワードで検索すると、会社によっては社員からの評判がチラホラ出てきます。

ここであんまりにもボロクソに書かれていると、応募は控えた方がいいです。

というか応募する気が無くなりますよね。

1で書いてますが、自社サイトが酷かった会社は本当に悪評ばかりでした。

ひとつ候補が無くなるのは痛いかもしれませんが、自分の今後を考えてしっかり調べておきましょう。

番外編:社内ブログの雰囲気

明るい職場

もし社内ブログを更新している会社であれば、しっかり見ておいた方がいいです。

堅苦しい内容ばかりのブログか、押さえるところは押さえつつ程よく緩いブログか、どちらが良いという話ではありませんが、僕が勤めている会社は後者でした。

社内の雰囲気は明るい方が、仕事のモチベーションや捗り方に良い影響を与えますしね。

とはいえブログだけでホワイトかブラックかの判断はつけづらいので、番外編として書いておきます。

【結論】未経験からWebデザイナーを目指す人の会社の選び方

最後に簡単にまとめてみます。

  1. 応募先のWeb制作会社のホームページは、制作会社らしいしっかりとしたデザイン・操作性・構成のサイトであるか。
  2. 会社を支える大きな柱(事業)を持っているか。
  3. 完全週休二日制かつ年間休日が120日以上あるか。
  4. 給与の表記は細かく正確に書かれているか。
  5. 残業についての表記はしっかりと書かれているか。

これらを満たしていればホワイトの部類として考えて良いと思います。

「いやこんな選り好みしてたら決まんねーよ!!」

と思われる方がいるのは分かってます。

その場合は、2~3は自分の許容範囲で基準を決めてしまってもいいです。

ただこれは個人的な意見ですが、2を満たしていれば、3~5は自然と付いてくるんじゃないかなあと思います。

1はWeb制作会社であれば言うまでもなく必須ですね。

ホワイトかブラックか、入ってみないと分からないと言ってしまえばそれまでですが、事前にしっかり調べておくことで””が付くようなブラック企業は避けられます。

ちなみに僕は以下のようなサイトで探しまくっていました。

この記事が、未経験からWebデザイナーへの就職・転職を目指しているあなたにとって少しでも参考になれば幸いです。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

ありがとうございました!

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